円錐切除術 手術~夜まで
バタバタを慌ただしいままに手術に向かいましたが
様々な器具が並んだ手術室に入り、手術台に横になると
さすがに緊張して、不安でいっぱいになってきました。
手術台の上で丸まるような体勢で横を向き
腰のあたりに麻酔を注射していきます。
初めはチクッと痛かったけど、すぐに麻酔が効き始め
次からの注射の痛みもあまり感じなくなりました。
腰の辺りがふわぁ~と温かくなるような感じがして、
すぐに両脚が、痺れがきれた後のようにビリビリしてきます。
麻酔後は下半身がカーテンのようなもので視界から遮断されて、
看護士さんが冷たい脱脂綿を「冷たいですか?」と肩口に当て
胸、お腹、脚と徐々に下に向かって感覚を確かめていきます。
「触ってるのは分かりますが冷たくはありません」と答えると
「では始めましょう」という声が聞こえてきました。
「え!!まだ感覚あるのに!?麻酔まだ効いてない~!」
と心の中で焦りまくっている私をよそに、手術は開始されました。
お腹の上を指でぱしっぱしっと弾かれているような感じがして
何だろう?と思ったら、それが中で切除が行われている感覚で、
麻酔がしっかり効いていたので、痛みは全くありませんでした。
頭がぼーっとしてとにかく眠くて眠くて仕方がありません。。。
時折うとうとしてしまい、看護士さんから「大丈夫ですか?」と
声をかけられてハッと気が付くこともありました。
時間が経つにつれて麻酔が弱くなってきたのか
脇腹の背中の方が重く鈍くズーーンと痛み出したので
「背中が痛くなってきました…」と伝えると先生が横に来て
変異部が思ったよりも広く深かったことと
出産の際の傷で頚部に変形があり切除しにくかったけれど
がんばって多めに取りましたよ、とお話しして下さいました。
手術が終わると、手術台に横付けしたベッドによいしょっと移され、
ベッドに横になったままゴロゴロと病室まで運ばれました。
時間を確認すると2時半、手術に1時間半もかかったのですね。
「お帰り、時間かかったね。痛くない?」
ひなたに迎えられて、やっとホッとした気持ちになりました。
足はビリビリとした痺れが続き、自分で寝返りさえ打てません。
明日まではこのまま床上安静で過ごします。
自分では体調がおかしいという感じはしなかったのですが
血圧が62-94くらい、体温が34.5℃しかなくて
蒸し暑い病室で、電気毛布を掛けられて寝ていました。
尿管が入れられているので、トイレに行くこともなく
食事もないし、飲み物もダメ、体も起こせないので退屈~。。
なんて思ったらまだ眠気が続いてまともに起きていられません。
ひなたと話しながら、ついうとうと・・・なんてことも
その後点滴が始まったので、ひなたには一旦帰宅してもらい
夕方になるとひなたの家族がお見舞いに来てくれました。
夕方には飲水できますよ、と聞いていたので
ジュースを買ってきてもらって少し飲んじゃったのですが
本当は許可もらってからじゃないといけなかったらしい。。
ま、何ともなかったから良かったのですが、看護士さんスミマセン。
夜になっても、とにかく眠い、眠い、眠い。
夕方から足にエアーのマッサージ器が取り付けられ
ぐんぐん、シュー、ぎゅーぎゅー、しゅるしゅる。。。
エアーの心地よいマッサージ刺激でさらに眠気倍増!
家に帰ったひなたにメールを送ろうとしても途中で撃沈
テレビを見ようと思っても、すぐに意識がなくなって
そのおかげで寂しくなったり心細くなったりするヒマもなく
病室での一夜もいつの間にか過ぎて行きました。
ただ、麻酔が覚めてくるとなぜか腰が痛くて痛くて、
まだ重くてぎこちない下半身を、右へ 左へと動かし
何度も寝返りを打つのがとても痛くて大変でした。
ベッドのせいか、手術のせいかわかりませんが
次の入院でも、もしまた腰の痛みがあるようなら
看護士さんに相談してみようと思います。
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